お店には様々なドライフルーツが並んでいて、何を選んで良いか迷ってしまいますよね。ここではおススメの選び方をお教えします。
◆無添加のものを選びましょう
例えば、あんず(アプリコット)を例にあげてみましょう。よくお店で見かける『あんず(アプリコット)』はキレイなオレンジ色をしています。無添加であんずを乾燥した場合は、茶色っぽくなります。なぜキレイなオレンジ色になるのでしょう?それは、あんずをキレイなオンレジ色にするために漂白剤(二酸化硫黄)を基準ギリギリまで使用しているのです。
二酸化硫黄(亜硫酸塩)は漂白や酸化防止を目的とした食品添加物として認められているものですが、使用量の基準があり大量摂取は好ましくない物質で、一般的な記述でも毒性を指摘されている物質です。
◆白砂糖不使用のものを選びましょう
一般的なドライフルーツの中には生産性の都合で、未熟な果実を収穫し、大量の白砂糖で甘さをつけているものが多いようです。完熟した果実を使ったドライフルーツは、甘みが凝縮するため、乾燥させただけでもしっかりと甘みがありおいしくいただけます。

※砂糖たっぷりのドライフルーツ
余分なカロリーを摂取することにもなるので、原材料をチェックして白砂糖不使用のものを選びましょう。※着色料、漂白剤、保存料無添加のドライフルーツの中で、クランベリーやブルーベリーは元の果実の酸味が強いので、少量の砂糖、ひまわり油などが使われています。
※オーガニックの砂糖(有機砂糖)はイオン交換などの化学的処理を施す前の粗糖と呼ばれる状態のものです。

◆有機・オーガニックを選びましょう
ドライフルーツは皮ごと食べるものが多いので、農薬を使っていないものの方が安心してたべられます。また、オーガニックのドライフルーツは合成農薬や化学肥料、除草剤などを使わないため、環境に配慮しているものを選ぶことにもつながります。
身体に優しく環境にも優しい食品選びを心がけることで良い循環が広がります。
【補足】これらの基準で選んだドライフルーツは、犬や猫、ウサギ、リスなど、ペットのおやつとしても最適です。今やペットは家族の一員、人間より体の小さな動物は添加物の影響も受けやすいので、おやつなども気をつけてあげたいものです。
添加物のない無添加でオーガニックなドライフルーツはおやつでお悩みの飼い主の要望をかなえた理想的な食材といえます。動物もフルーツは大好き、でも常備しておくのは難しいし、適量あげるのも毎日のことなので大変です。無添加ドライフルーツであれば、添加物の心配は必要ありませんし、保存も利きバリエーションも豊富なので、ペットの好みに合わせて常備しておくことが可能です。大容量サイズを購入し、人間用とペット用と分けて使っている方もいらっしゃいます。人間とペット、共に安心して同じものを食べることが可能なのは無添加ドライフルーツならではといえます。
第8章のまとめ
無添加で白砂糖不使用で、可能な限りオーガニックのものが良いですね。
※ドライフルーツ豆知識
無添加ドライフルーツでもクランベリーやブルーベリーは元のフルーツの酸味が強いため、少量の砂糖とオイルが使われています。さまざま意見はありますが、この程度の砂糖の使用量はペットのおやつにも問題なく、むしろクランベリーの膀胱炎や尿路感染症の予防効果を実感しているペットショップオーナーもいらっしゃいます。